個性が強いハイレゾオーディオスマートフォン「GRANBEAT」レビュー

久しぶりの記事投稿です。今回面白いガジェットを購入して約2ヶ月使用しましたのでレビューしようと思います(本当は購入して1週間ほどで記事にして公開したかったのですが、忙しくて記事作成及び公開が遅くなってしまいました…)。

オーディオ機器メーカーのONKYOがリリースした、個性が強いハイレゾオーディオスマートフォン「GRANBEAT」です。おすすめアクセサリなども含めてレビューしていきます。

GRANBEATとは

GRANBEAT (DP-CMX1)とは、オーディオ機器メーカーのONKYOがリリースした、個性が強いハイレゾオーディオスマートフォンです。昨今のただ単にハイレゾに対応しているスマートフォンではなく、内部構造が音質に徹底的にこだわったものになっています。

オーディオ専用基板の搭載(DACとAMP ツイン構成)

DAP同等のオーディオ専用基板をスマートフォン用基板とは別に搭載しており、ノイズの混入を防いでいます。ESS社製DAC「ES9018C2M」とAMP「SABRE 9601K」をそれぞれ2基ずつ搭載しているツイン構成となっています。DACとAMPがツイン構成という、高級DAP並(同社のDP-X1Aなど)の構成をしているスマホはこれしかないでしょう。

バランス接続にも対応

通常の3.5 mm 4極端子に加えて、2.5 mm 4極端子によるバランス出力をサポートしています。安定したサウンドのオンキヨー独自の「ACG駆動」と、パワフルな「BTL駆動」の2つのバランス駆動が用意されています。バランス接続に対応しているスマホもこれくらいしかないでしょう。

音楽視聴に最適化された操作性

音楽視聴しやすいように本体の側面には多くのボタンが用意されています。スマホとして見たときに最も特徴的なのは、「ロックスイッチ」があることでしょう。このスイッチをオンにすると、ボタンはもちろんタッチ操作もロックされます。これにより音楽視聴に集中することができます。また、音量調節が大型ボリュームノブになっていることも特徴的でしょう。完全にDAP仕様といえます。

スペック

Android 6.0搭載で、CPUはSnapdragon 650 (6-Core)・メモリは3GB・ディスプレイは5.0インチのIPS液晶(Full HD)と、ミドルハイスペック機に位置します。内蔵ストレージは128GBとAndroid機としては珍しい大容量で、microSDによる拡張もサポートされています(最大256GB)。

Dual SIM Dual Standbyに対応しているのも特徴です。SIMスロットはmicro SDとは独立したスロットになっています。

カメラにも力が入っており、16MPのSONY製レンズ(F2.0)が採用されており、4K動画の撮影も可能になっています。

バッテリーは3000mAhと十分な容量でQualcomm Quick Charge 3.0に対応しています。

全体的に、通常仕様では十分な性能と言えるでしょう。Android搭載機DAPであるあるな、”スペックが足りていないので動作がもっさりする” や “音が時々途切れる” や “バッテリーがすぐなくなる” などのようなことはないスペックに仕上がっています。

レビュー

それではレビューしていきます。GRANBEAT本体はAmazonで購入しました。現時点(2017年8月)ではAmazonポイントが10%以上還元されるのでおすすめです。


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外観

高級感のある作りで、最近のスマホに比べて厚さや重量感がありますが、厚みがある分、iPhone 7などに比べてホールド感があり持ちやすいです。特徴的なボリュームノブや、3.5mmと2.5mmの2つのイヤホンジャックの存在感が大きいです。手触りは全体的にサラサラしています。

音質

早速、音質のレビューをしていきます。音質設定はデフォルトのままでイコライザやアップサンプリングなどはいじっていない環境での視聴です(あくまでの筆者の個人的な感想ですので参考程度に御覧ください)

SONY MDR-1A のアンバランス接続とバランス接続 での視聴環境での音質レビューを行います。MDR-1Aのバランスケーブルは NOBUNAGA Labs PREMIUM ヘッドホンケーブル 2.5mm4極-3.5mm4極 御手杵 を使用しました。

まず、通常のアンバランス接続での音質ですが、普通のハイレゾ対応スマホやWalkman Aシリーズなどに比べて、音に厚みがあると感じます。高音域から低音域までバランス良く聴こえます。低音域もしっかり高解像度で鳴らしてくれます。DACとAMPがツイン構成であることが大きいでしょう。

次にバランス接続ですが、より音が広がって聴こえます、左右それぞれの音の分離感が上がり、全体的に更に高解像度に鳴ります。今回初めてバランス接続を試してみたのですが、リケーブルするとここまで音が変わるのかと正直驚いたくらいです。せっかくGRANBEATにはバランス接続用端子が用意されているのですから、バランス接続で楽しみたいところですね。もちろんアンバランス接続でも十分に素晴らしい音質だと思います。同社のDP-X1Aをベースにしただけあって、高級DAPとしてメインに使えるレベルであることに間違いはありません。

お手頃な価格でバランス接続を楽しめる、Pioneer カナル型イヤホン/2.5mmバランス接続専用/ハイレゾ対応/密閉型ダイナミック SE-CH5BL-K での音質レビューもしておきます。

バランス接続専用イヤホンなだけあって、左右の音の分離感が素晴らしいですね。特に中高音域が高解像度で綺麗に鳴ってくれている印象があります。低音域もイヤホンとしては十分出ている方ではないでしょうか。ハイレゾ対応バランス接続イヤホンとしてはかなりコストパフォーマンスが高いといえますので、バランス入門機としておすすめです。

そして出力設定ですが、通常のBAL接続とONKYO独自のACG接続の2つから設定できます。このACG接続というのは、バランス接続時にCOLD側アンプの増幅能力を使ってGNDをアクティブにドライブし、揺らぎのない理想的なGNDをキープすることに特化します。これにより通常のアンバランス駆動に対して、高いセパレーション性だけでなくバランス駆動で得られるパワーアップ分を安定性強化に使うことにより、非常にクリアで実在感のあるサウンドが得られます。(以下はONKYO公式HPで紹介されているACG接続とBAL(BTL)接続のイメージ図)

個人的にはACG接続の方が音場が広がりより音がクリアに聴こえる印象を受けます。曲によってACGとBALを切り替えてみるのも良いかもしれません。

プレーヤーアプリ

プリインストールされているONKYO純正音楽プレーヤーアプリの使い勝手のレビューをします。

↑音楽再生時のメイン画面です。

右上をタップすると音質設定などを呼び出せます。ロックレンジアジャスト・デジタルフィルター・アップサンプリングなどのDSP機能の設定ができます。

ロックレンジアジャストは、ジッターノイズを軽減する機能で自分はNarrow寄りの設定にしています。(Narrow寄りにさせればさせるほどジッターノイズが軽減され音がよりクリアに聴こえるようになりますが音飛びが発生する可能性があります)

デジタルフィルターは、一般的なフィルター機能であるSHARPで設定しています。

アップサンプリングはその名の通りのものですが自分はオフに設定しています。

また、e-onkyo musicサイトのアクセスもここから可能で、現在再生している曲のSNS共有も出来たりするなど、かゆいところに手が届く便利な機能が揃っています。

キュー機能も充実しており、次にキューに追加したい曲を設定したり・キューの編集も可能になっています。(曲再生中に上の左から2番目をタップするとキューが表示されます)

細かいイコライザ設定も可能ですが、自分はオフにしています。

個人的にとても便利だなと思った機能は、自動的に歌詞を埋め込んでくれて曲再生中に今ボーカルが歌っている部分を示してくれる「歌詞同期機能」です。設定でオンにすると曲のタグ情報から該当する歌詞を自動的にダウンロードして埋め込んでくれます。カラオケ気分を楽しめます。(曲再生中に上の左から3番目をタップすると表示されます)

総じて、プレーヤーアプリの完成度は高いといえるでしょう。満足です。

スマートフォンとしての使い勝手

スペックのセクションでも述べましたが、Android 6.0搭載で、CPUはSnapdragon 650 (6-Core)・メモリは3GB・ディスプレイは5.0インチのIPS液晶(Full HD)と、ミドルハイスペック機に位置します。内蔵ストレージは128GBとAndroid機としては珍しい大容量で、microSDによる拡張もサポートされています(最大256GB)ので、スペックに関する不満はありません。必要十分といえるでしょう。

何より、内蔵ストレージが128GBありますので、音楽はmicroSDに入れるとして、大容量アプリを色々とインストールできそうです。

またSIMフリー機であるのでMVNOで運用する方も多いと思いますが、主要なものは既にAPN登録されているので設定も非常に楽に出来るのも高ポイント。

通常のAndroidアプリも問題なく動きますし、使い勝手において問題はありません。

総評

高級DAPとして申し分ない性能をもち、かつスマートフォンとしてもメインで使えるこのGRANBEATはとても面白いガジェットだと思います。特に、DAPで音楽を聴いているときにスマホ的な使い方(NowPlaying情報の共有など)をしたいと思ったことがある人にはぴったりだと思います。自分はiPhoneをメインで使用し、このGRANBEATをDAP兼サブスマホとして利用しています。Androidアプリももちろん問題なく動きますので色々なアプリも楽しむことが出来ます。多機能高級DAPが欲しい方にはぴったりな製品といえます。自分もこのGRANBEATをメインDAP兼サブスマホとして使っていきます。


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