iOS 11.2-11.3.1 Jailbreakツール「Electra」リリース [使用方法]

ついにCoolStar氏から、iOS 11.2~11.3.1 Jailbreakに対応した「Electra」がリリースされました。私は最近Jailbreakからは離れていましたが、メイン機のiPhone Xをイジって使いやすくしたいという欲が出てきましたので、久しぶりにJailbreakしました。使用方法などを詳しく解説いたします。

対応iOSバージョン&デバイス

  • iOS 11.2~11.3.1
  • 上記iOSバージョンで動く全てのiOSデバイスに対応(iPhone XやiPad Proも含む)

準備

必要なもの

注意

  • Jailbreakを行うとAppleの保証外となります。自己責任で行ってください。
  • データの損失を防ぐため事前にバックアップをとっておくこと
  • 今回のJailbreak作業においては、使用している脆弱性の影響で、今までに比べて失敗しやすくなっています。何回もやり直すこと前提で時間に余裕をもって行うと良いでしょう。Apple Developer(有料)の方は、Electraの”Dev Account”の方を利用することで成功率が上がります(別の脆弱性を利用しているため)

Jailbreak方法

(筆者はiPhone Xで作業を行いました。後述しますが、途中で「リセット」作業を行っているため壁紙などが途中から変わっていますが、気にしないでください。)

Step 1

1. デバイスをPCに接続して、Cydia Impactorを起動します。Jailbreakするデバイスが選択されていることを確認します。下の’install ~’はそのままでOKです。

2. Electra1131.ipaをCydia Impactorにドラッグ&ドロップします。Apple IDとパスワードの入力ダイアログが出てきますので、それぞれ入力してください。

※ここで、以下のようなエラーが出る場合があります。これはApple IDの2段階認証が有効になっているときに起こります。

解決方法としては、https://appleid.apple.com/にアクセスし、Security の中の APP-SPECIFIC PASSWORDS で、Cydia Impactor用のパスワードを生成する必要があります。”Generate Password…” をクリックすると、ラベル名を設定できますので、わかりやすいものにすると良いでしょう(ここでは ‘Cydia Impactor’ にしました)。Createをクリックするとパスワードが生成されますので、コピーしてCydia Impactorに貼り付ければ解決します。

3. Electra.app の転送作業が行われます。最初の表示に戻れば転送作業完了です。デバイス側にはElectraアプリが現れています。

以下、デバイス上で作業を行います。

4. 設定 → 一般 → プロファイルとデバイス管理 に進み、デベロッパAPPの項目にある自分のApple IDをタップします。

5. 「”自分のApple ID“を信頼」をタップします。ポップアップが出てきますのでそこでも”信頼”をタップします。

Step 2

1: 成功率を上げるため、以下の作業をチェック&行ってください。

  • 設定 → 一般 → ストレージ で、OTAアップデートに関するデータがあれば削除し、デバイスを再起動する(tvOS Beta Software Profileを入れておくとなお良し。アップデートが降ってこなくなります)
  • 機内モードをONにする(Wi-FiやBluetoothなどもOFFにする)
  • SiriをOFFにする

2: ホーム画面からElectraアプリを起動します。特に何もいじらずに、”Jailbreak”をタップします。

3: Jailbreak処理が進行していきます。うまく進むと、”Installing Cydia” の表示になり、しばらく待つとRespringが行われます。(環境によっては、1回目で”Restarting”の表示のあとに再起動されて、もう一度Electraアプリを起動してJailbreakをタップすることで、”Installing Cydia” フェーズに入ることもあるようです)

4: ホーム画面にCydiaが現れていれば成功です。

※ここまでで(特に手順3で)、”Please Wait (1/3)” の段階でデバイスが再起動したり、”Installing Cydia” のフェーズに進まずに画面が真っ黒になってしまった場合は、失敗ですので再度やり直す必要があります。デバイスを再起動して数十秒ほど待ってからElectraアプリを起動して再度作業を進めてください。ここで何回も失敗すると思いますが根気よく続けましょう。(成功率を確実に上げる方法は後述します)

5: Cydiaの起動を確認しましょう。お疲れ様でした!Jailbreak Lifeを楽しみましょう!

デバイスを再起動すると、未Jailbreak状態になるため、デバイスを再起動した際は、再度Electraアプリを起動して、”Enable Jailbreak” をタップしてください。

成功率を確実に上げる方法

今回のJailbreak手法は、脆弱性の性質により、かなり失敗しやすいです。特にiPhone Xでの成功率がかなり低いようです。私も何十回と試行錯誤しましたが、Step 2の手順3で失敗。Installing Cydia フェーズに進めず、Please Wait (1/3) の段階で再起動がかかってしまう状況でした。バグを使ってRespringしてからElectraを実行すると成功しやすいという情報などもありますが、正直なところ確実性はありません。私が試して成功率が確実に上がった方法は「iPhoneをリセット(初期化)する」ということです。昔からJailbreakする際の基本として、「まっさらな状態にしてツールを実行するとほぼ100%の確率で成功する」というものがあります。初期化したばかりの、何らかの設定やキャッシュなどのいわゆる’ゴミ’がない状態でツールを実行することは、成功率を確実に引き上げます。私もiPhoneを初期化してから作業を行ったところ、成功しました。以下にその方法を紹介します。

0: デバイスを初期化するので、必ずバックアップをとっておきましょう。(特にLINEや2段階認証系のアプリは移行作業を忘れずに行っておきましょう)

1: 設定 → リセット に進み、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。

2: 確認ダイアログが出ますので”消去”をタップすると、デバイスの初期化が始まるのでしばらく待ちます。初期化が完了すると、セットアップが始まるので進めます。このとき、Siriとパスコード(Face IDも含む)の設定はスキップしてください。

3. セットアップ終了後、上記の Step 1 の作業を行います。その後、機内モードをONにして、デバイスを再起動後、数十秒ほど待ってからElectraアプリを起動してJailbreakをタップすると成功します。ここでまた失敗したとしても、デバイスを再起動してからElectraアプリを再度実行すると成功するでしょう。少なくとも、成功するまでの道のり(やり直す回数)は格段に短くなります。

7日問題について

Electra.appは、外部からインストールしているアプリのため、Apple Developer(有料)でない場合は、7日で署名が切れてしまいます。このため、7日以上経ってElectraアプリを使いたい場合は、再度Cydia Impactorで転送作業を行って署名を行う必要があります。これは面倒ですよね。この署名作業をデバイス単体で行えるJailbreakアプリがあります。それは「Ext3nder Installer」です。

1: 以下のリポジトリを追加してインストールしましょう。

http://julioverne.github.io/

2: Ext3nder Installer を起動して、その他 タブの ‘SETUP LOGIN APPLE’ のところに、自分のApple IDとパスワードを入力して、”Setup Login To  Library” をタップしてください。2段階認証がオンの場合、上記のStep 1の手順2で生成したパスワードを入力します。

3: インストール済みタブに移動して、Electraをタップして”Resign”をタップすれば署名できます。Sign Statusが’安全’でないときに行うと良いでしょう。(自動署名機能もありますが現時点ではiOS 11では動作しないようです)

[更新] 更に成功率を上げる&7日問題を解決する方法

更に成功率を上げ、かつ上記の7日問題を解決する新たな手法が発表されましたので、こちらに記しておきます。第三者による企業用署名(Dev Account)版を用いることで成功率上げるというものです。この方法を用いることで、デバイス単体でJailbreak可能になります。

0: 既にElectraアプリを導入している場合は削除します。

1: デバイスから こちらのサイト にアクセスします。”Electra MP (Recommended)” をタップしてください。

2: ダイアログが出てきますので “インストール” をタップします。

3: ホーム画面にElectraアプリが追加されるので、あとは上記のStep 1の手順 4の作業から順番に進めてください。

この手法を用いると、成功率が上がる他、企業用(Enterprise)署名を行っているため、7日問題も解決します。

まとめ

ついにiOS 11.2~11.3.1でJailbreakできるということで嬉しいところですが、脆弱性の性質のため、成功率が高くないというのが少しハードルが高いと言えます。根気よくチャレンジしてみて、それでもダメでしたら「初期化」してから再度実行することをおすすめします。私も久しぶりのJailbreak Lifeを楽しみたいと思います。


更新履歴
2018/07/07 21:30:記事公開
2018/07/08 18:30:更に成功率を上げる&7日問題を解決する方法 セクションを追加

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