PSP Hack まとめ
概要
PSP Hackとは、SONYが販売しているゲーム機PlayStation Portableのハッキング行為である。これにより、様々なプラグイン導入に因る機能の充実化や、UMDをメモリースティック(MS)にバックアップして起動が出来るようになったり、と利便性が向上する。カスタムファームウェア(CFW)の導入でPSP Hackが完了する。CFWにはいくつか種類があるが、MEとPROの2つが人気である(どちらにも機能に大きな差はない)。もちろんPSP Hackを行った場合はSONYの保証は無効になる。
Hack可能機種とツール
PSP-1000/PSP-2000/PSP-3000/PSP go の全てのFW6.61/6.60などでHack可能。
FW6.61の場合
↓
または、
FW6.60の場合
↓
ツールは、6.60 LME-2.3を用いる。(※PSP-1000/2000の未対策基盤は6.60 MEでもHackできるが、ここではPSP-3000, goを含むすべてのモデルでHackできる6.60 LMEを紹介する。)
PSP Hack手順
FW6.61での手順は上記記事を参照すること。以下はFW6.60向けの方法である。(基本的な手順は変わらない)
0. PSPをFW6.60にアップデートする（アップデート済みの人は1. から)
ダウンロードしたEBOOT.PBPを、ms0:/PSP/GAME/UPDATE 配下に設置し、XMB>ゲーム>メモリースティック からFWアップデートを実行する。
※エラーが出てアップデート出来ない場合
5.50 prometheusなどを導入しているとエラーが出てアップデート出来ない場合がある。これは以下のようにversion.txtファイルを書き換えることで対応できる。
Recovery MenuまたはVSH Menuからflash0でマウントするように設定してPCに接続し、vsh -> etc -> version.txt のrelease: のバージョンを5.50に変えてファイルを上書き保存する。これでエラーがでなくなりPSP FWのアップデートが可能になる。
1. 以下からLCFW6.60をダウンロードする。(ME Base Developer: neur0n氏、ME-v2 Developer: Rahim-US氏)
2. ms0:/PSP/GAME 配下に 1.でダウンロードし解凍した中にある、installerフォルダとlauncherフォルダを転送する
3. XMB -> ゲーム -> メモリースティック から LME Installer for 660 を実行する
4. ×ボタンで導入
5. 導入完了後、同じく XMB -> ゲーム -> メモリースティック から LME Launcher for 660 を実行する
6. 自動でホームに戻るのでバージョン情報を確認して、6.60 LME-となっていたら導入成功
なお、PSPの電源を切ると無改造状態になるので（スリープは問題ない）、再起動直後にLME Launcher for 660を実行すること。
6.61 Infinity
PSP 3000/goを含むほぼ全てのモデルに対応した、再起動後も改造状態が維持される「6.61 Infinity」がリリースされた。上記のLME導入後に使用すると、再起動後も改造状態が維持されるようになり、再起動後に再度ツールを実行する必要がなくなる。詳しい内容は以下の記事参照。
PSP 3000/goを含む全てのモデルに対応した、再起動後も改造状態が維持される「6.61 Infinity」リリース [導入方法]
おすすめプラグイン
プラグインを導入することでPSPをより便利使うことができるようになる。以下におすすめプラグインを記しておく。各プラグイン導入方法はそれぞれのプラグイン名で検索すれば出てくる。
- dayviewer：XMB上に日時・曜日・バッテリー%表示が可能になる
- volcon：ボリュームボタン長押しでミュートすることが出来るようにするもの。逆も可能。
- SuspendProtect：HOLD解除時に誤って電源を切ってしまうのを防ぐ
- isotool：UMDの中身をバックアップするもの。バックアップしたものはメモリースティックの/ISOフォルダに配置することで起動可能となる
- quickboot：ゲーム起動中にメモリースティックにバックアップしてある他のゲームに切り替えることが出来る
- SimpleBatteryViewer：ゲームプレイ中にバッテリー残量を%表示で確認できるようにする