PS Vita FW3.65-3.68 CFW HENkaku h-encore リリース [導入方法]
ついに、TheFloW氏から、PS Vita FW3.65~3.68対応のCFW HENkaku「h-encore」がリリースされました。これにより、FW3.68においても新規でCFW環境を構築することが可能になります。筆者も実際に導入してみましたので、導入方法を画像付きで詳しく解説いたします。
h-encoreとは
FW3.65~3.68でHENkaku環境を実現するものです。HENkakuとは、Native Hackに分類されるもので、PSP CFW導入時のように、Vitaのコア部分にアクセスできるようになるHackのことで、VHBLやeCFWのようにエミュレータ上で動くものとは違い、Vita上で’Native’に動作するものです。そのため、Vitaの設定項目を直接いじったり、LiveAreaに直接NativeなHomebrewを配置してNative環境で起動することが可能になります。もちろんリスクも高くなり、Vitaのシステムを直接いじることができるため、最悪の場合Brickする可能性があることに注意しましょう。また、不正な改造(チートなど)を行った状態でPSNに接続した場合BANされる可能性が高くなりますので注意する必要があります。以前までは、HENkakuは未改造状態においてはFW3.60のみでしか導入できませんでしたが、今回のh-encoreのリリースにより、FW3.68にも導入可能になりました。
[追記 (2019/08/26)]:FW3.65~3.71 Hackに対応した「h-encore²」がリリースされました。
必要なもの
- FW3.65/3.67/3.68がインストール済みのPS Vita 1000 or 2000 (1000はメモリーカード必須)
- QCMA
- psvimgtools
- pkg2zip
- bittersmile.pkg (トリガータイトル)
- h-encore
導入方法
※Vita Hackを行っていかなる損害が生じても、当サイトは一切責任を負いません。必ず自己責任で行って下さい。
1: CMA(コンテンツ管理アシスタント)を終了し、QCMAをインストールします。
2: 任意の場所に、hencore フォルダを作成します。このフォルダ内に、上記の psvimgtools, pkg2zip, bittersmile.pkg(もともとのファイル名が長いのでリネームすると良い), h-encore を展開した中身を配置します。
3: コマンドプロンプト(Macの場合はTerminal)を起動して、hencoreディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。
pkg2zip -x bittersmile.pkg
4: 手順3によって展開された、/hencore/app/PCSG90096/ 内のファイルを、/hencore/app/ux0_temp_game_PCSG90096_app_PCSG90096/ 内にコピーします。
5: /hencore/app/PCSG90096/sce_sys/package/temp.bin を /hencore/license/ux0_temp_game_PCSG90096_license_app_PCSG90096/ にコピーし、6488b73b912a753a492e2714e9b38bc7.rif とリネームします。
6: AID(アカウントID)を確認します。CMAまたはQCMAで設定したディレクトリ内にC:/Users/Documents/PS Vita/APP/[英数字の文字列] フォルダが存在していると思います。していない場合は適当にPCとVita間で転送を行ってください。この[英数字の文字列]がAIDですので、これをコピーしておきます。
7: こちらのサイト にアクセスして、手順6でコピーしたAIDを貼り付けて送信ボタンをクリックし、表示されるキー(KEY)をコピーします。
8: コマンドプロンプトで以下のコマンドをそれぞれ実行していきます。
psvimg-create -n app -K [KEY] app PCSG90096/app psvimg-create -n appmeta -K [KEY] appmeta PCSG90096/appmeta psvimg-create -n license -K [KEY] license PCSG90096/license psvimg-create -n savedata -K [KEY] savedata PCSG90096/savedata
9: /hencore/PCSG90096 フォルダを、QCMAで設定したディレクトリ(デフォルトは C:/Users/Documents/PS Vita/APP/[AID]/) 内にコピーします。
10: QCMAのデータベースを更新(タスクバーからQCMAを右クリックから行えます)して、Vitaのコンテンツ管理Appからh-encoreをPCからVitaに転送します。
11: h-encoreのBubbleがホーム画面に追加されていますので、タップして起動します。
12: トロフィーについてのダイアログでますが、はい をタップして続行します。
13: Install HENkaku, Download VitaShell をそれぞれ実行していきます。その後、Exitで終了します。
14: 以上でh-encoreの導入完了です。VitaShellも問題なく起動します。再起動後は再度h-encoreを起動して "Install HENkaku" を実行してください。
これで、現時点での最新FWである3.68でもCFW環境を構築することが可能になりました。これを待ち望んでいた方は多いのではないでしょうか。自己責任でVita Hackを楽しんでくださいね!
ディスカッション
コメント一覧
記事更新お疲れ様です!
pkg2zipのリンク先がpsvimgtoolsのリンク先と同じになってるみたいです。
ありがとうございます!修正いたしました。
手順10まで進んだのですが243MBじゃなく485MBになりインストールできません。何度やっても同じです。改善方法教えてください
転送はうまくいくものの、h-encore bubbleが起動しないということでしょうか?
転送もできないです。
手順8でコマンドを実行した際、プロンプト上に何かエラーが出ていないかどうかを確認してみてください。
この方法で6.61 Adrenaline を使用すると
please enable unsafe homebrew first before using this software.
となり起動しません。
vita homebrew browser を使用すると(C1-12828-1)エラーです。
何か分かりますでしょうか。
設定 → HENkakuの設定 から「リスクのあるユーザープログラムを有効化」にチェックを入れれば起動します。もし、HENkakuの設定が出てこない場合は、Vitaを再起動して、再度h-encoreを起動して “Install HENkaku” を実行すると出てくるはずです。
手順8のところでコマンドを実行すると、No such file or directlyとなり実行できません。解決方法を教えていただけないでしょうか。
コマンドを実行するディレクトリ内にpsvimg-create.exeが配置されていないのが原因です。きちんとファイルが配置されているか、またはコマンドを実行するディレクトリが正しいかをチェックしてください。(cdコマンドでディレクトリを移動することができます)
私もそれで先に進めません。
psvimg-create.exeが手順2で作成したフォルダ(h-encore)にあることを確認した上でそのフォルダに.dllファイルも全部ある上で「No such file or directly」(笑)と返されるのです。
.zipをh-encoreに直接展開してこのざまです。
考えられる原因を教えてください。
インストールは完了しましたが、プラグインが反映されず困ってます
*KERNEL
ux0:tai/xxxx.skprx
再起動、h-encoreインストール 反映されず
ux0/tai/config.txtを削除
ur0/tai.config.txtの中にur0/tai/xxxx.skprx
configリロード、再起動 反映されず
です 解決法ありますでしょうか
手順8を実行するとすべての命令にinvalid keyとでて同じようになりません
keyの場所はきちんと書き換えてます
[KEY]の部分は[や]は含めずに直接KEYを入力できているか確認してみてください。[や]はKEYの値が人によって異なるという意味で使用しています。
続けざまに申し訳無いですが、QCMAでpsvitaに転送する時、psvita側のアプリケーションを選択する画面では全てが壊れたファイルと表示されるのですが、どこでミスをしたのか分かりますか?
フォルダごと削除し、再度フォルダを配置してから、QCMAの「データベースの更新」を行ってみてください。
QCMAを起動しようとしますと、
プロージャエントリポイント GetNumalProcessorMaskExがダイナミックリンクライブラリKERNEL32.dllから見つかりませんでした。
と出ます。WindowsVistaです。対応してないと言うことでしょうか。
もう見ていないかもしれませんが、Win.VISTAでもQCMAのインストール・
起動ができます。
ダウンロードした”Qcma_setup-0.4.1.exe”を右クリックして「管理者として
実行」を選択すればその後は問題なくインストールできます。
僕もWindows Vistaです。↑の方法でやってみたんですが、「プロージャエントリポイントGetNumalProcessorMaskExがダイナミックリンクライブラリKERNEL32.dllから見つかりませんでした。」というエラーが出て起動すらできません。Final Hが使えないのでこの方法をしたんですがどっちも無理でした
PS vitaにHENkaku h-encoreを導入できVitaShellをダウンロード出来たのですが、VitaShellでデータを転送しようとセレクトボタンを押すと「Please activate Enable unsafe homebrew first」と表示されて転送ができません。スタートボタンで表示されるMain setting にはこの項目が存在しておらずEnable unsafe homebrewというのはどこでオンにできるのでしょうか。
vitaの設定アプリに、HENkakuの設定というのが追加されているので、その中のリスクのあるユーザープログラムを有効化にチェックを入れることでできます。
返信ありがとうございます。おかげで解決しました。
今enso化で使ってるんですが
最新FWにするメリットデメリットありますか?
既にEnso環境で使用している場合は、最新FWでないとどうしても起動しないソフトがない限りは、わざわざ最新FWにする必要はないでしょう。
3.65 henkaku ensoからh-encoreに直接アップデートしても大丈夫ですか。
教えてください。また、出来ない場合3.65 henkaku ensoのアンインストールしてh-encoreをインストールする方法を教えてください。
Vitaのコンテンツ管理Appからh-encoreをPCからVitaに転送します。C2-125858-4 エラーになってしまいますが、回避法はありますか?
私もそのようになりましたが、アプリを全て削除&VITA のデータベースを再構築→エラーで、その後にQCMAのデータベースの更新で転送に成功しました。
まずはもう一度QCMAのデータベースの更新をしてみてください。
初めまして小鉄と言います
このブログを見てHENKAKUのインストールは成功したのですが、
ダウンロードVitashellを実行すると
failed 0x80412112と表示され失敗します。
対処方法がありましたら教えていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
QCMAのデータベースを更新して、Vitaのコンテンツ管理Appからh-encoreをPCからVitaに転送する際にVita側でコンテンツが出てきませんとなります。どうしたらよいでしょうか
(デフォルトは C:/Users/Documents/PS Vita/APP/[AID]/)
この場所が間違っているのかと
自分も同じミスしたので…
QCMAのデータベース更新して、Vitaのコンテンツ管理appからh-encoreをPCからVitaに転送する際にエラー(C0-11274-5)が起きてしまいます。
手順は間違っていないので、何が原因か解りません。
どうしたらよいでしょうか?
無事こちらの記事の方法でインストールできたのですが3.65ensoはインストールできないのでしょうか?
vitamin 1.0より新しいのがあるサイト知りませんか?
VITAのホームにh-encoreのバブルが出てくるところまでは行けたのですが(手順11まで)、バブルをタップして実行すると手順12以降のような画面にはならず、「ビタースマイル」の体験版が始まります。原因は何でしょうか?
h-encoreがコピーするときに1107KBしかなく コピーして起動するとこのアプリケーションのPS Vitaカードを入れてくださいとでます 解決策を教えてください
pkg2zipが開かないのですが
pkg2zip は実行ファイルですので、解凍はしません、そのまま配置してください。
先ほどこちらの記事を参考に変革のインストールが完了しました。
参考になりました。ありがとうございます。
そのあとに6.61 Adrenaline-6.1のインストールを行おうと思ったのですが、ux0:直下にAdrenaline.vpkをコピーして実行したのですが
『Do you want to install this package?』→『Yes』にしたところ『Eroor 0xFFFFFFFF.』となりインストールができないのですがやり方が間違っていますか?
VITAの再起動を行っても変わりませんでした。
PSVita1000
FW3.68です。
手順10のPCからvitaへ転送しようと開いてみたら壊れたファイルになってました。どうすればよいですか?
上記のやり方はWin専用でしょうか?
ダウンロードしたファイルは、pkg2zip.exeとなってましたので。
丁寧な説明ありがとうございました。おかげさまで導入できました。
3.69が出たあとだったので「システムソフトウェアアップデートをしてください」が出てPC同期ができなかったのですが、ググって機内モードにするという技を知り、乗り切れました。
↑くまさん
https://www.reddit.com/r/VitaPiracy/comments/724ccu/tutorial_how_to_use_pkg2zip_on_macos/
こちらにMacでpkg2zipを使う方法が書かれています。
ソースからmakeしないといけないみたいです。
おしこうじさん!管理人さん!
システムウェアアップデートの回避方法を教えて下さい!
機内モードのやつめっちゃ気になります。
適当に機内モードオンにしてみましたが出来ませんでした泣
詳しく教えて下さい!
現在のVerは3.65です!
TheFlow氏のマニュアルにきちんと解決策が提示されてます。
機内モードで再起動 またはWIFIで繋がってるDNS設定で212.47.229.76 で自動アップデートを回避できます。変更の際はいずれも再起動です。
コメント失礼します。
FW3.69のアプデが来た後だったので、パソコンの同期ができなくて機内モードにしたのですがシステムソフトウェアのアップデートをしてくださいと表示されてパソコンに接続することができません。対処法を詳しく教えていただければ幸いです。
転送は出来たのですが、h-encoreをクリックすると「このアプリケーションのps vitaカードを入れてください」と出て先に進めません。
私のVitaバージョン3.63ですが入れても大丈夫ですか?
初歩的な質問で申し訳ございません..
bittersmile.pkg はどのようにして解凍するのですか?
また(トリガータイトル)というのも調べてみたのですが良くわからなかったです.
cfwを導入後に、PSVitaの最新FW3.70に更新して見ました。
特に問題無く動きます。
対策されたのは、FW3.89〜3.70で新規にCFWを
導入出来ない仕様にしただけの様です。