PS Vita FWダウングレードツール「modoru」リリース [使用方法]

2020年1月12日

引き続き、PS Vita Hack系の記事になります。

TheFloW氏から、PS Vitaのファームウェア(FW)ダウングレードツールである「modoru」がリリースされていますので、このツールの詳細と使用方法について解説いたします。

はじめに

PS Vita Hackが初めての場合は、まずは以下のまとめページをお読みいただくことを推奨します。

modoruとは

modoruは、TheFloW氏によってリリースされた、PS Vitaのファームウェアダウングレードツールです。HENkakuが有効な状態において、ファームウェアのダウングレードが可能になります。ただし、Vita出荷時のFWまでしかダウングレードできないため、場合によっては希望のFWにダウングレードできない可能性があることに注意が必要です。なお、HENkakuが有効な状態でmodoruを実行する必要があります。

HENkaku Ensoが導入可能なFW3.60 or 3.65にダウングレードする際によく使われます。(HENkaku Ensoについては、コチラの記事をご覧ください)

[追記(2019/08/28)]:FW3.71, 3.72環境でmodoruを使用するとsoftbrickするようですので、左記バージョンからのダウングレードは行わないようにしましょう。

[追記]:SKGleba氏から、FW3.71, 3.72, 3.73からのダウングレードに対応した「modoru v2」がリリースされました。使用方法は以下と同じです。

必要なもの

使用方法

※Vita Hackを行っていかなる損害が生じても、当サイトは一切責任を負いません。必ず自己責任で行って下さい。

1: HENkakuの設定から「リスクのあるユーザープログラムを有効化」にチェックを入れます。

2: VitaShellを用いて、modoru.vpk をインストールします。(VitaShell起動→SELECTボタンを押してPCと接続→PCからmodoru.vpkを転送→接続解除後VitaShellからmodoru.vpkを選択→警告ダイアログに対してyesを選択してインストール)

3: ダウングレードしたいPS Vita FWファイルをダウンロードし、中身を展開します。PSVita OFW X.XX(ダウングレードしたいバージョン名)フォルダ内の PSP2UPDAT.PUP を、ux0:app/MODORU000/ 内にVitaShellを用いて転送します。(隠しファイルを表示するようにしておくこと)

4: すべてのプラグインを無効にします。(ux0:tai や ur0:tai フォルダ名をリネームするのが手っ取り早いです)

5: Vitaを再起動してHENkakuを有効な状態にします。(HENkakuまたはh-encoreアプリを起動してInstall HENkakuを実行)

6: modoruを起動します。

7: 現在(Current)のFWバージョン・工場出荷時(Factory)のFWバージョン・ダウングレード予定(Target)のFWバージョンが表示されます。問題ない場合は×ボタンを押してください。(FactoryがTargetより大きい場合はダウングレードできませんので、ダウングレードするバージョンを変更して、手順3.からやり直してください)

8: 20秒ほど待つと、最終確認がなされます。ダウングレードを開始する場合は×ボタンを押してください。(中止する場合はRボタンを押してください)

9: 公式アップデータが起動し、ダウングレードが行われるのでしばらく待ちます。完了するとVitaが再起動しますので、システム情報からダウングレードされているかを確認しましょう。

ダウングレード後はHENkaku Ensoなどを導入してHack Lifeを楽しみましょう。