Vita FW3.36 VHBL Installer for パタポン2リリース [導入方法]

2015年1月31日

数日前に、Vita FW3.36 VHBLのトリガータイトルが発表されたことを記事にしましたが、先ほどqwikrazor87氏から、Vita FW3.36 VHBL Installer for パタポン2が公式にリリースされましたので、導入方法をまとめておきます。(筆者もPS Vita 2000 FW3.36で成功しています。実は正式公開前にqwikrazor87氏からexploitファイルを頂いていたのですが、手こずってしまい記事を書くのが少し遅れてしまったという経緯があります;^^)
今回はいつもよりかなり作業が多いのでそれを覚悟の上、自己責任で行ってください。

概要

VHBLは、自作ソフト(Homebrew)、例えばゲームボーイエミュレーターなどを起動できるようにするHackです。PS Vita Hackに関する基本的なこと・及び最新情報については以下のページをお読み下さい。

PS Vita Hack まとめ | Kotyan Life

必要なもの

  • FW3.36(またはそれ以下のバージョンのFW)がインストール済みのPS Vita 1000 or 2000
  • コンテンツ管理アシスタントをPCにインストールしてあること
  • パタポン2 (¥1,440) ※事前に購入・インストールしておくこと 数日中にPS Storeから消される可能性が高いです! 追記(2015/01/29): 削除されました・・・  --> Vita FW3.36対応の新たなトリガータイトルが発表されました
  • LocoRoco 体験版 (¥0) ※事前にインストールしておくこと (ベースタイトルは他にもあるようですが私はLocoRoco体験版で行いましたので、ここではLocoRoco 体験版で行う方法を紹介します)
  • fake_np
  • PkgViewer
  • FW336_Patapon2_JP_VHBL_install_v3.2.zip

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導入方法

※Vita Hackを行っていかなる損害が生じても、当サイトは一切責任を負いません。必ず自己責任で行って下さい。

1. Sony Entertainment Network にログインし、コンテンツから"LocoRoco" の .xpdファイルをダウンロードします。

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2. .xpdファイルをテキストエディタなどで開くと、[File]の部分に.pkgファイルのリンクが記載されているので、それをコピーしてブラウザに貼り付けて.pkgファイルをダウンロードします。

3.  PkgViewer を用いてその.pkgファイルを開き、USRDIR -> CONTENT にあるEBOOT.PBPを右クリックから抽出します(Extractを選択)。

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4.  fake_np のフォルダ内に、3.で抽出したEBOOT.PBPを"LOCOROCO.PBP"とリネームしたものと、FW336_Patapon2_JP_VHBL_install_v3.2.zip を解凍した中にあるVHBL.ISOを配置します。

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5. このフォルダ内でShiftキー+右クリックからコマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを打ち込みます。

fake_np -b LOCOROCO.PBP VHBL.ISO EBOOT.PBP

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6. フォルダ内に生成されたEBOOT.PBPを、FW336_Patapon2_JP_VHBL_install_v3.2.zip を解凍した中にあるUCJS10089_DATA00フォルダに配置します。

7. UCJS10089_DATA00フォルダ(セーブデータ)とVHBL01234フォルダ(FW336_Patapon2_JP_VHBL_install_v3.2.zip を解凍した中にある)を、コンテンツ管理アシスタントで設定した「アプリ」のディレクトリの、PS Vita ->PSAVEDATA ->文字列フォルダ 内に配置します。そして、PATH.TXTファイルを開き、ms0:/PSP/GAME/NPJG00034 の記述に変更します。このとき、空白や改行を入れてはいけません。

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8. コンテンツ管理アシスタントで、7.で配置したセーブデータを転送します。
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9. パタポン2を起動すると、自動でセーブデータを読み込み、一瞬緑の画面になってホームに自動で戻ります。

10. Vitaの電源を切り、メモリカードを抜いて再起動します。データベースの再構築が始まります。

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11. その後再度Vitaの電源を切り、今度はメモリカードを入れて再起動します。データベースの再構築が始まります。

※手動でのデータベース再構築方法:通常通り電源を切った後、PSボタン+電源ボタン+Rボタン を長押ししながらVitaを起動し、セーフモードに入ったら2番のデータベースの再構築 を選択します。

12. ホーム画面からLocoRocoのゲームを開始すると、自動でVHBLが起動します。

注意:パタポン2を起動してはいけません。また、セーブデータファイルも削除してはいけません。VHBLフォルダが壊れます。パタポン2をフォルダに隔離しておくことをおすすめします。

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お疲れ様でした。

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自作ソフト(Homebrew)起動方法

1. VHBLで起動したい自作ソフト(Homebrew)のEBOOT.PBPなどの入っているフォルダを用意します。

2. EBOOT.PBPの入っているフォルダの名前を分かりやすい名前にし(ここではGAMEBOYにしました)、WinRARなどで以下の条件で圧縮します。

  • 書庫形式:ZIP
  • 圧縮方法:無圧縮

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(※Macの標準圧縮ではインストールできませんでしたので、WinRARなどで無圧縮で書庫ファイルを作成しましょう)

3. 2で作成した書庫ファイルの名前を「INSTALL.ZIP」に変更します(全て大文字)。

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4. コンテンツ管理アシスタントで設定した「アプリ」のディレクトリから、PS Vita ->PSAVEDATA ->文字列フォルダ 配下に移動し、任意のPSP Gameのセーブフォルダの中に、3までで作成したINSTALL.ZIPを配置します。

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5. コンテンツ管理アシスタントでINSTALL.ZIPを配置したセーブデータを転送します。

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6. VHBL起動後、エラーが出たらLボタンを押して回避し、PSP -> SAVEDATA に移動し、5で転送したセーブフォルダを選択します。インストールするか聞かれるのでYesを選択します。

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7. インストールが完了すると、VHBLリストに表示されプレイできるようになります。


PlayStation Vita Wi-Fiモデル ブラック (PCH-2000ZA11)


PlayStation Vita メモリーカード 32GB (PCH-Z321J)


更新履歴
2015/01/26 01:30:記事作成
2015/01/26 02:15:一部加筆・修正・写真をより分かりやすいものに更新
2015/01/26 10:45:v2がリリースされたので一部リンク更新&一部加筆
2015/01/26 12:30:一部写真及び動画を追加
2015/01/27 20:00:手動でのデータベース再構築方法を追記
2015/01/29 00:30:v3.2がリリースされたので一部リンク更新&パタポン2がPSN Storeから削除されたことを追記