高コスパイヤホン「FiiO FA1J」レビュー

2019年9月1日

久しぶりにオーディオ周りを新しくしようと思い、まずはイヤホンを新調しました。今回は、高コスパイヤホンである「FiiO FA1J」 を購入しましたのでレビューいたします。

概要

まずは、メーカーであるFiiOと、このイヤホン(FiiO FA1J)の概要についてまとめておきます。

FiiOとは

FiiOとは、2007年に設立された中国に本拠地を置く音響機器メーカーです。DAP(デジタルオーディオプレーヤー)やポータブルヘッドホンアンプに始まり、様々な製品をリリースしています。圧倒的なコストパフォーマンスを誇っており、ユーザーを着実に増やしている新興メーカーです。私も今までにFiiO製品を使ってきており、当サイトでもいくつか記事にしています

FiiO FA1J について

DAPやヘッドホンアンプをリリースしてきたFiiOですが、イヤホンもリリースするようになりました。FiiO FA1Jは、BAドライバーを搭載したコストパフォーマンスの高いイヤホンです。FA1を日本市場向けにカスタマイズしたモデルになります。主な特徴を公式サイト(日本版)から引用します。

  • FiiOとKnowlesの共同開発によるカスタムBAドライバー「ED-33357」を搭載
  • 日本市場向けカスタム設計のアコースティック・チューニング
  • 3Dプリント技術を駆使した小型かつ装着性の高いシェルを採用
  • 肌への刺激を最小限度にする高透明度樹脂をシェル素材に採用
  • 銀メッキ高純度無酸素銅導体&MMCXコネクターを採用した着脱可能なL字型3.5㎜端子ケーブルが付属
  • 豊富なアクセサリー

カスタムBAドライバーを搭載し、装着感も重視したイヤホンになっています。インピーダンスが15Ωと低めなので様々な機器で聴きやすいと言えるでしょう。また、ハイレゾにも対応していますので高音質で音楽を楽しめることは言うまでもありません。値段は13,500円程度とリーズナブルです。

レビュー

外観

まずはパッケージから。パッケージはFA1を流用してあるらしくFA1Jのシールが上から貼られていました。ハイレゾ対応ロゴもありますね。

イヤホン本体に加えて、保証書・説明書・防水キャリングケース・クリーニングブラシ・2種類のイヤーチップが同梱されています。(日本公式代理店で購入しましたが、説明書は中国語と英語のみだったのがちょっと残念でした)

耳にかけやすい形状になっていますし、手触りもサラサラです。ケーブルも絡まりづらく扱いやすい質でGoodです。

装着感

世界中の多くの耳型をサンプリングし、3Dプリント技術を駆使した小型かつ装着性の高いシェルを採用しているだけあって、装着感は抜群です。付けていて違和感を感じませんし、しっかりフィットするので遮音性も非常に高いです。

音質

※注意:音質レビューにおいては特に筆者の個人的な感想であり、音質に関する感想については個人差があることをご理解の上お読みください。

今回の視聴環境 → iPhone XS MaxのLightning端子からデジタル出力したものを、FiiO Q1 Mark II (同じくFiiOのヘッドホンアンプ。おすすめです) を介して視聴しています。ケーブルは標準で付属している3.5mmケーブル(アンバランス接続)です。

まず、一番に感じたのが解像度の高さですね。同価格帯のイヤホンに比べて解像度が明らかに高いです。同じ曲を聴いていても細部までよく聞こえます。特に、ボーカルの声が聞き取りやすく感じました。中高音域の音がよく聞こえるといった感触です。ダイナミックドライバー搭載のイヤホン(FiiO F9 PROFiiO FH5)に比べれば低音は弱めと言えますがキレは良いです。全体的に解像度高く鳴らしてくれていて、私のように音のシャープさを求める人にはぴったりだと言えます。なお、付属の別の種類のイヤーピースに変えると低音のキレが増すように感じました(その分、解像度は少し落ちた感じがします)。気分に合わせて変えてみると面白いです。

FA7Jとの比較

同じBAイヤホンとして、上位モデルにFA7Jがあります。これはBAドライバーを1基搭載しているFA1Jに対し、BAドライバーを4基も搭載しているモデルになります。BAドライバーが多い分、お値段も43,000円程とお高いです。実はFA1Jを購入する際に、店頭でこちらのモデルと視聴し比べたのですが、BAドライバーが多いせいか逆に少しごちゃごちゃした印象を受けました。音のまとまりに欠けるといった表現が正しいのかもしれません。少なくとも私には、すっきりとした聴き心地のFA1Jの方が合っていたのでそちらを購入した次第です。ここらへんは、よく視聴する曲や音の好みによって大きく変わってくるところですので、店頭で聴き比べしてみることをおすすめします。

総評

この音質で13,500円程度というお値段は非常にリーズナブルだと言えます。FiiOだからこそできる価格設定でしょう。上位モデルのFA7Jと比べてもお得感があります。今回初めてFiiOのイヤホンを購入しましたが、とても気に入りました。アンバランス接続でここまで解像度が高いと、バランス接続時の音質も楽しみになってきます。現在、同社の最新DAPであるFiiO M11と、4.4mmバランスケーブルを注文中ですので、届き次第またそれについてのレビュー記事を書こうと思います。

[追記(2019/09/01)]:FiiO M11のレビュー記事を書きました(4.4mmバランスケーブル についても記載しています)。是非ご覧ください。