MyStylistを用いたVita FW3.18 eCFW導入方法

2015年2月27日

2014/09/13に、PS Vita FW3.18 kernel exploitの存在するトリガータイトルがいくつか公開されました。そのトリガータイトルの1つが、「MyStylist」です。(他には剣闘士 グラディエーター ビギンズやパタポンなど。詳しくはコチラ)

(MyStylistはFW3,15 VHBL起動のトリガータイトルでもありました)

今回は、MyStylistを用いたPS Vita FW3.18 eCFWの導入方法をまとめておきます。(実際に筆者も行いました)

※剣闘士 グラディエーター ビギンズを用いたFW3.18 eCFW導入方法は、コチラ

パタポンを用いたFW3.18 eCFW導入方法は、コチラ

※動作が不安定なため、MyStylistでTN-Vを起動するのはあまりおすすめしません。パタポンがおすすめです。(2014/09/18 1:50追記)

パタポンを用いたFW3.18 eCFW導入方法

概要

PS VitaにCEF 6.60 TN-Vを導入します。これは、PSPエミュレータ上で動作するCFWで、eCFWなどとも呼ばれています。このCFWを動作させるためには、トリガータイトルと呼ばれる、PlayStation Storeで販売されているごく一部のソフトのexploitを利用する必要があります。このトリガータイトルはハッカーから発表されると数日中にStoreからなくなってしまうため、すぐに入手する必要があります。

PS Vita Hackについての基本的なことについては以下のページをお読み下さい。

PS Vita Hack まとめ | Kotyan Life

CEF 6.60 TN-Vについて

CEF 6.60 TN-Vの機能をまとめておきます。

  • PSPのXMBを完全に再現します
  • PSPソフトのバックアップISO/CSOを起動可能にします
  • 各種プラグインが動作します
  • Homebrew(自作ソフト)が動作します
  • バックアップPS1ゲームが動作します

注意:PS Vitaソフトのバックアップ起動が出来るわけではありません。あくまでPSPのCFWの機能をPS Vita上で実現できるということです。また、以下の作業は全て自己責任で行って下さい。

必要なもの

  • FW3.18(またはそれ以下のバージョンのFW)インストール済みのPS Vita 1000 or 2000
  • MyStylist(¥1,140) ※事前に購入・インストールしておくこと ※数日中に消される可能性が高いので、早めに購入してインストールすること!
  • コンテンツ管理アシスタントをPCにインストールしてあること
  • PSP OFW6.60
  • FW 3.18 TN-V10 eCFW for MyStylist (exploit game developer: 173210氏)

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導入方法

1:上でDLしたPSP FWファイルである、"EBOOT.PBP"の名前を"660.PBP"に変更します。

2:FW 3.18 TN-V10 eCFW for MyStylistを解凍しておきます。

3:1でリネームした660.PBPを、2で解凍したUCJS10078_USER1フォルダに入れます。

4:コンテンツ管理アシスタントで設定した「アプリ」のディレクトリから、PS Vita ->PSAVEDATA ->文字列フォルダ 配下に3で作成完了したセーブデータフォルダ(UCJS10078_USER1)を移動します。

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5:コンテンツ管理アシスタントで4までで作成したセーブデータファイルを転送します。

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6:MyStylistを起動します。

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7:以下の動画を参考にしてeCFW(TN-V)を起動します (少し複雑です)

  • ゲームを起動し、◯ボタンを押してデータを読み込みます
  • Option -> データ管理を選択します
  • セーブを選択します
  • ホームに戻り、Entry -> アイテム登録を選択し、◯ボタンを押します
  • 1番左下のフレームを選択し、◯ボタンを押します
  • 画像削除を選択し、◯ボタンを押します。削除後はいを選択します。この操作をもう1回行います

(2014/09/17 23:30 手順を更新。筆者も現在検証中...) (thanks! @houKai87さん)
2014/09/18 0:00 動作確認完了。現在動画アップ中...

2014/09/18 0:30 動画アップ完了しました

8:AdvancedからInstall 6.60 Filesを選択して、PSP FWをインストールします。(×で決定)

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9:インストール完了後はBack -> Exit でPSPのセットアップ画面になるので適宜進めましょう。

10:バージョン情報をチェックすると、無事 CEF 6.60 TN-Vが導入されたことが分かります。これで導入は完了です!

※今後のeCFW(TN-V)起動方法は、6,7の手順となります

※動作が不安定なため、MyStylistでTN-Vを起動するのはあまりおすすめしません。パタポンがおすすめです。(2014/09/18 1:50追記)

パタポンを用いたFW3.18 eCFW導入方法

 

操作について

  • XMBでSELECTボタン:TN VSH Menu起動
  • STARTボタン+SELECTボタン:PSPでのHOMEボタンと同じ機能

 

各種コンテンツ導入方法

ISO/CSO(PSPゲームファイル)導入方法

転送したいISO/CSOのファイル名を「半角英数大文字(8文字以内).ISO」として(拡張子も大文字)、導入方法4のセーブデータファイル内に入れます。あとはコンテンツ管理アシスタントでそのセーブデータファイルを転送すればOKです。

転送後にXMB->ゲーム->メモリースティック から該当するゲームを選択してInstallを選択。Install完了後元のファイルを消すか尋ねられるのでYesを選択します。

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セーブデータや自作アプリの導入方法

PSP Hackの時と同様に、PSPファイル配下にSAVEDATAやGAMEフォルダを作ります。メモリースティックからPSPフォルダごとコピーすれば楽です。このPSPフォルダを「PSP.ZIP」に圧縮します(タイトル8文字以内大文字、拡張子も大文字)。そして上と同様に、導入方法4のセーブデータファイル内に入れます。あとはコンテンツ管理アシスタントでそのセーブデータファイルを転送すればOK。転送後はVSH MenuからRestart VSHをすると良いです。

転送後にXMB->ゲーム->メモリースティック から該当するゲーム(自作ソフト)を選択してInstallを選択。Install完了後元のファイルを消すか尋ねられるのでYesを選択します。

プラグインの導入方法

メモリースティックのsepluginsファイルを「P_PLUGIN.ZIP」に圧縮します(タイトル8文字以内大文字で最初はP_で始める、拡張子も大文字)。そして上と同様に、導入方法4のセーブデータファイル内に入れます。あとはコンテンツ管理アシスタントでそのセーブデータファイルを転送すればOK。

転送後、Recovery Menuにて Plugins -> Plugins installerへ進み、先ほど作成したP_Plugin.ZIPを選択してインストールすることで、プラグインが有効になります。

Vitaがフリーズした時の対処方法

SafeModeに入れてから再起動します。

〜SafeModeへの行き方〜

1: 電源ボタン20秒押し

2: 画面が切れたら電源ボタン5秒押し

3: SafeMode突入


PlayStation Vita Wi-Fiモデル ブラック (PCH-2000ZA11)


PlayStation Vita メモリーカード 32GB (PCH-Z321J)


更新履歴
2014/09/17: 記事作成
2014/09/18 00:30:@houKai87さんによる情報提供で手順を更新&動画アップしました
2015/01/22: TN-Vのリンクを更新