iPhone 11 Pro & Apple Watch Series 5 レビュー

今年も発売日にiPhone 11 ProとApple Watch Series 5を購入しました。発売から約1週間ほど経ちましたので、購入動機やアクセサリを含めた、これらの製品のレビューをいたします。

iPhone 11 Pro

購入動機

私は以前、iPhone Xs Maxを使用していました。Xs Maxで初めてiPhoneのMaxシリーズに触れたのですが、やはり画面サイズが大きすぎて使いづらかったです。(そもそもXs Max自体、もともと購入する予定ではありませんでしたが、Xのカメラに不具合が生じていたため購入。折角ならXと差を出したいのでXs Maxを買っちゃおうというノリで購入したという経緯があります)

実際にiPhone 11が発表されて、無印にするかProにするか悩みました。なんといっても、無印のコストパフォーマンスは非常に高いですからね。ただ、Xsからのアップグレードとしてディスプレイの美しさは魅力的でしたし、カメラに関して自分は望遠レンズをよく使うため、なかなかのお値段でしたがiPhone 11 Proを購入することにしました。色は新色のミッドナイトグリーン、容量は256GBです。

アクセサリ

今までは手帳型ケースを使用していたのですが、かさばってしまうこともあって、今回はiPhone本来のスマートなデザインを活かすために、クリアケースを装着することにしました。そのケースにストラップをつけることで安定性も重視しました。どちらもエレコム製なので安心です。ストラップは少しおしゃれなものをチョイスしてみました。(自分はiPhone本来の画面の美しさを活かすために保護フィルムはしない派です)

ケースは薄くて使い勝手が良いですし、ストラップもしっかりしていてGoodです。

デザイン

背面ガラスはマットな仕上げになっていて手触りも良いです。筐体はステンレススチールなので高級感があります。新色のミッドナイトグリーンは色が落ち着いてかっこ良いです。

iPhone 11 ProとiPhone Xs Maxを並べてみた写真。やはり、iPhone 11 Proくらいの大きさがちょうどよいですね(もう少し小さくても良いとは思いますが)。iPhone 11(無印)は、これよりもう少し大きいのでそれだと使いにくかったかもしれません。

カメラ

まず、新しく追加された「超広角カメラ」。これはとても便利ですね。今まで引きで撮るのに苦労していた写真を簡単に撮ることができるようになりました。しかも、通常の広角撮影時にも超広角カメラは起動して周辺を表示していたり、以下の設定をしていれば通常の広角撮影時にも超広角撮影部分の領域を記録することができ、撮影後に「逆トリミング」することもできます。

設定 > カメラ > 構図 > 写真のフレームの外側を含めて撮影

次に「ナイトモード」。暗所での撮影がより鮮明に行えるようになりました。これも嬉しい機能。仕上がりも違和感ないので活躍しそうです。

そして「ポートレート」も進化。人物の他にペットも自動認識するようになったり、被写界深度エフェクトが人以外のモノにも対応するようになりました。また、11 Proではポートレートを望遠だけでなく広角でも撮れるようになりました。ますますポートレートモードでの撮影が捗りそうです。

TrueDepth(セルフィー)カメラ」も大幅に進化。700万画素から1200万画素にパワーアップし、4Kビデオ撮影や120fps 1080p HDビデオ撮影(スローフィー)にも対応しました。ビデオ撮影中にカメラ切り替え可能なのもGoodです。また、横向きセルフィーで画角が広がるようになったのも嬉しいポイントですね。

こうみると、カメラ周りのアップデートが盛り沢山ですね。

ディスプレイ

iPhone 11 Proには、Super Ratina XDR(Extreme Dynamic Range) OLEDディスプレイが搭載されています。これは11無印より1.4倍密度が高く、液晶ディスプレイである11無印に比べて非常に美しい表示をしてくれます。また、省電力性にも優れており、バッテリー持続時間にも貢献しています。11無印と比べるとその美しさの違いは分かりやすいですが、Xsと比べると分かりづらいかなと個人的には感じました。(Xs自体OLEDで美しいディスプレイでしたしね)

チップセット

Neural Engineが特に強化されたA13 Bionicチップや、超広帯域テクノロジーをサポートするApple U1チップが搭載されています。もともとBionicチップの性能が高いので体感速度に大きな違いは感じませんが、カメラ使用時に活かされているのだなと感じています。Geekbench 5でベンチマーク測定した結果をiPhone Xs Maxで測定したものと比較してみました。

Geekbench 5 (CPU)
Geekbench 5 (GPU)

CPU性能は約20%、GPU性能は約40%向上していることが分かります。私が現在使用しているMacBook Pro (Late 2016)のスコアが、CPUが1819、GPUが6470なのでMacの買い替えを検討したくなるほどです(笑)

バッテリー

Super Ratina XDRとApple A13のおかげで、バッテリー性能も大幅に向上しています。iPhone 11 ProはXsより4時間も多くバッテリーが持ちます。ちなみに、私が以前使用していたXs "Max"より1時間多く持ちますので十分だと感じています。

オーディオ

オーディオ周りもパワーアップしています。Dolby Atomosと空間オーディオに対応したため、非常に高音質で臨場感のある音を楽しめるようになりました。個人的には、わざわざスピーカーに繋がなくとも、直接iPhoneから音を出して聴いても満足できる音質だと思いました(もちろんイヤホン/ヘッドホン視聴する際は専用DAPを使いますけどね)。

耐水性能

iPhone 11 Proは、IP68等級(最大水深4mで最大30分間)の耐水性能を保持しています。これは、11無印の2倍の耐水性能です。アウトドア活動をよくする人は11 Proを選んでおくのが無難かもしれませんね。お風呂でも安心して使える性能と言えそうです。

まとめ

サイズ感も良いですし、カメラも順当にパワーアップしているだけでなく、上で挙げたように細かいアップデートも多いのでおすすめです。ただし、来年のiPhoneは、5G対応・画面内指紋認証搭載・デザインの大幅刷新などの噂があるので、待てる人は待った方が良いかもしれません(私は来年も買っちゃうと思います)。もし、iPhone 11シリーズを買うとしたら、望遠レンズ・耐水性能・ディスプレイの品質に拘りがある方はProを選ぶと良いと思います。

Apple Watch Series 5

購入動機

正直、昨年にSeries 4に買い替えていたので今年のモデルは見送る予定でした。しかしながら、待望の常時画面表示に対応したということで、即買いしてしまいました。これだけでも買う価値はあったと思います。

常時表示Ratina Display (Always On)

Apple Watchでは長らくディスプレイの常時表示に対応していませんでした。私が4年ほど前に使用していたSONYのSmartWatch 3は常時表示に対応していたので、それを考えると今更かという感じではありますが、Apple Watchで常時時刻確認ができるというのは、感慨深いものがあります。私はApple Watchをメインの時計として使用しているため、この大きな進化は見逃せませんでした。

Always On

Always Onを体感して感じたことなのですが、意外と常時表示の画面が見やすいです。そこまで暗くなりすぎず視認性を維持したままリフレッシュレートを落としているといった感じなので、普通の時計のように運用できます。これで会議中の時間の確認が捗りそうです(笑)

コンパス内蔵

地味に嬉しいコンパス内蔵。私はよく登山をするのでその際に重宝できそうです。ただ、バンドによっては磁石で干渉してしまうようですので、コンパス機能を使う際はスポーツバンドで使用したほうが良さそうです。

まとめ

Apple Watch Series 5は、大きな変更はそこまでありませんが、Always Onだけでも買う価値があると個人的に思います。もしApple Watchを買うとしたらSeries 5を選ぶべきですし、買い替えを悩んでいる方にもおすすめしたいモデルです。